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NTT-AT、コンプライアンス遵守のためのクラウド型対面応対録音・分析ソリューションを11月提供開始

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は23日、顧客との対面による会話をPCやタブレットで録音・データベース化し、コンプライアンス違反を防止する「対面録音ソリューション」について、現在提供中のオンプレミス型に加え、クラウド型の「対面録音クラウドサービス」を11月から提供すると発表した。

 対面録音ソリューションは、店舗窓口や訪問先での顧客との対面による会話をPCやタブレットで録音・データベース化することで証跡を残し、コンプライアンス違反を防止すると同時に、営業スタッフの教育にも適した応対録音・分析ソリューション。

 現在提供しているオンプレミス型の対面録音ソリューションは、利用企業ごとに専用のサーバーとシステム構築が必要で、最初から最大利用数を考慮した設計が求められる。一方、新たに提供する対面録音クラウドサービスは、クラウドサービスのためシステム構築が不要ですぐに利用でき、サブスクリプション型のため少ない初期投資で開始して段階的に増やすことができる。

 録音した音声データは暗号化によって保護され、クラウド上にセキュアに保存。NTT-ATが製造・販売している高指向性小型マイクロフォン「FR-1000」と組み合わせることで、話者二人を分離したステレオ録音によるクリアな音声を実現する。また、分析機能による音声のテキスト化、NGワードの検出が可能となる。

 NTT-ATでは、2021年度中に2000ユーザーの利用を目指す。また、サービスについては、10月24日~25日に東京国際フォーラムで開催される「FIT2019(金融国際情報技術展)」と、11月13日~14日に池袋サンシャインシティ・文化会館で開催される「コールセンター/CRM デモ&コンファレンス2019 in 東京」に出展する。