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サイオステクノロジー、機械学習を用いてKubernetes運用環境を最適化するツール「Red Sky Ops」を販売

 サイオステクノロジー株式会社は23日、米GramLabs Inc. d/b/a Carbon Relay(以下、Carbon Relay)と、国内初のディストリビューションパートナー契約を締結したと発表した。これに伴い、同社のAIOpsソリューション「Red Sky Ops」を提供開始する。

 Red Sky Opsは、Kubernetes環境をAIや機械学習によって最適化するソリューション。昨今、KubernetesへのエンタープライズITの移行が進むなかで、コンテナの利用が拡大し、Kubernetes環境が複雑になるという課題が生まれているが、このソリューションを活用することによって、Kubernetes環境の適正化および社内資源の有効活用を支援できるという。

 具体的には、機械学習を用いた新しいアプローチにより、最適なKubernetes構成のパラメータを自動的に決定する仕組みを搭載しており、管理の複雑さを解消するとした。また機械学習によって、時間が経過すればするほど自動化の効力を発揮できる点も特徴で、Carbon Relay社によれば、アプリケーションのパフォーマンスを50%以上向上させ、クラウドコストを30%以上節約できるとのこと。

 Red Sky Opsの価格は、年間200万円から。サイオステクノロジーでは、2022年12月末までに3億円の販売を目標としている。

 なお同社は今後、Kubernetes関連のビジネスにエンジニアリソースを集中する考えで、KubernetesやRed Hat OpenShiftの導入支援を行うほか、PoC(概念実証)による検証支援、コンテナアプリケーションやAPI製品の導入支援、コンテナアプリケーションの運用自動化支援などを提供していくとのことだ。