ニュース

デル テクノロジーズ、エンタープライズストレージ「Dell EMC PowerMax」をアップデート

 デル株式会社とEMCジャパン株式会社(以下、デル テクノロジーズ)は10日、エンタープライズストレージ製品「Dell EMC PowerMax」のアップデートを発表した。

 PowerMaxは、市場で初めてデュアルポートのインテルOptane SSDを実装するとともに、永続ストレージとしてSCM(ストレージクラスメモリ)を使用。また、すべてのPowerMaxアレイでNVMe over Fabric(NVMe-oF)が利用可能となり、これによりモダンエンタープライズに不可欠なパフォーマンスと低レイテンシーを提供するとしている。

Dell EMC PowerMax

 PowerMaxにおけるエンドツーエンドのNVMeのサポートは、新たに適合性の検証が完了した「PowerMax」32Gb FC I/Oモジュール、「Connectrix」32Gbスイッチ、ダイレクター、NVMe 32Gbホストアダプターと、NVMe-oFをフルサポートする「Dell EMC PowerPath」マルチパスソフトウェアによって実現した。

 また、「VMware vRealize Orchestrator(vRO)」プラグインや、構築済みの「Ansible」モジュール、Kubernetesで実行しているストレージのワークロードを管理できる新しいCSI(コンテナストレージインターフェイス)プラグインなどにより、インフラストラクチャーのオペレーションとDevOpsワークフローを簡単に自動化できるようになる。さらに、「Dell Technologies Cloud Validated Designs for Dell EMC PowerMax」が、ハイブリッドクラウド環境を構築しているユーザーに、これまで以上の効率性と柔軟性を提供するとしている。

 NVMe-oF、デュアルポートのインテルOptane SSDを搭載するDell EMC PowerMaxの価格は3800万円(税別)から。