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NECソリューションイノベータ、農業ICTソリューション「NEC 生産原価データ活用サービス」を強化

大規模農業経営で活用可能なグループ管理オプションなどを提供

 NECソリューションイノベータ株式会社は、農業ICTソリューション「NEC 生産原価データ活用サービス」において、新版を10月より提供開始すると発表した。3つのオプション機能を新たに搭載している。

 「NEC 生産原価データ活用サービス」は、人件費や使用した資材など、日々の作業実績を記録することで、作物単位の生産原価を見える化するソリューション。今回の新版では、大規模農業経営において、農場や所属部門、栽培品種、作付場所など、生産原価管理が必要なグループ単位で管理する機能「グループ管理」を提供する。これにより、事業内容にあわせたグループを設定し、最適な農業経営の実現につなげられるとした。

農場ごとのグループ管理画面イメージ

 また、GIS(地理情報システム)を活用した圃場管理機能を提供。圃場面積の自動計算や圃場ごとの作業実績などを登録・参照できるので、地図上で、圃場ごとの作業状況の詳細を確認することが可能になるほか、圃場の配置図作成も行え、GAPへの取り組みにも活用できるとしている。

 このほか、「NEC GAP認証支援サービス」と連携することで、農業生産工程管理(Good Agricultural Practice:GAP)に取り組む農業生産者の支援を図るという。具体的には、システムに記録した作業実績や材料消費、資材管理などを、「NEC GAP認証支援サービス」の「実践・記録情報」として活用できるようになった。

 なお「NEC 生産原価データ活用サービス」は、ユーザー数:1名、データ容量:1GBまでは無償で提供され、追加1ユーザーごとに月額1500円(税別)、追加1GBごとに月額1500円(税別)の費用がかかる。

 また、オプションのグループ管理機能は月額3万円(税別)、圃場管理機能は月額5000円(税別)。「NEC GAP認証支援サービス」との連携機能では、7500円(税別)の初期費用と、1ユーザーの場合で月額1000円(税別)の利用料金が発生する。