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SAS、AI実用化のための「アナリティクス・ライフサイクル実践トレーニング」を提供

 SAS Institute Japan株式会社(以下、SAS)は19日、AI実用化のための「アナリティクス・ライフサイクル実践トレーニング」の提供を開始したと発表した。

 アナリティクス・ライフサイクルとは、分析のためのデータの準備からモデル生成、モデルの業務実装に至るまでの、ビジネスにおいて運用・維持可能な一連のプロセスを指す。

 アナリティクス・ライフサイクル実践トレーニングは、デジタルトランスフォーメーションのための「AI実用化」を促進するため、その要となるアナリティクス・ライフサイクルを体系的に体験しながら学ぶことができる。

 トレーニングでは、アナリティクスプラットフォーム「SAS Viya」のオープンなアーキテクチャを採用し、アナリティクス・ライフサイクルのすべてのプロセスをカバーすることで、従来の統計教育、データサイエンティスト育成プログラムでは実現が困難だった、現場で即戦力となるデータサイエンティストの育成に貢献するとしている。

 また、ツールスキルの差異に依存せず、アナリティクスの本質を学ぶことに集中できると説明。受講者は新しいプログラミングスキルを身につける必要なく、Python、SAS言語といったプログラミング環境あるいはマウスによるポイント&クリックの操作インターフェイスなど、受講者のスキルや好みに応じた方法で受講できる。

 さらに、多くの企業が関心を持っているIoTデータの活用も鑑みて、トレーニングでは実際のビジネスの現場におけるリアルタイムのエッジ・アナリティクスを題材とする。製造設備を模したIoT機器からセンサーを通じてリアルタイムにデータを取得し、異常を予兆するモデルを開発、開発されたモデルをデータ発生源に近いエッジ領域に実装してリアルタイムにスコアリングをすることで、異常予兆を検知する現実のアナリティクス現場に近い状況を再現する。