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ジュピターテクノロジー、フローデータ収集・分析ツール「NetVizura NetFlow Analyzer」を販売

SNMPでは追跡できなかったユーザーとアプリケーションのトラフィック分析を可能に

 ジュピターテクノロジー株式会社は17日、セルビアSonecoのフローデータ収集・分析ツール「NetVizura NetFlow Analyzer」を販売開始すると発表した。ソフトウェアサブスクリプションおよびハードウェアアプライアンスの2種類で展開するという。

 NetVizura NetFlow Analyzerは、セルビアSonecoが開発しているフローデータ収集・分析ツール。Cisco NetFlow v5/v9、IPFIX、NSEL、sFlow v5、Cisco NetFlow互換のさまざまなプロトコルをサポートしており、CiscoやFortinet、Juniper、HPEといったベンダー製ネットワーク機器のフローデータを可視化できるため、従来のSNMPでは追跡できなかったユーザーとアプリケーションのトラフィック分析を可能にするという。

 具体的には、トラフィックに関するグラフ、表、アラームを生成し、もっとも消費量の多いインターフェイス、ホスト、サービス、相互通信、プロトコル、QoSおよびASを特定する「ネットワークトラフィック分析」、メールトラフィックや特定Webページへのアクセストラフィックなど、サブネット、サービスなどを定義し、閲覧したいトラフィックのみを分析対象とする「カスタムトラフィック分析」などを行える。

 また、Active Directory(AD)との連携により、ドメインユーザーごとのトラフィック可視化にも対応しているとのことで、ユーザーレベルの可視化によって、セキュリティ、コンプライアンス対策、現状のネットワーク課題と将来設計のための基礎データ収集・分析をサポートするとした。

 このほか、監視対象に応じてスループット/ボリュームのしきい値アラームを設定したり、トラフィックに関するレポートを自動作成し、メールでスケジュール配信したり、といった機能も備えているとのこと。

 価格例(以下、すべて税別)は、ソフトウェアサブスクリプションの場合、「NetVizura NetFlow Analyzer サブスクリプション 50fps(フロー数/秒)」が年間14万5000円、「同 500 fps」が年間45万3000円など。

 ハードウェアアプライアンスの場合は、「BlueVault io-B ネットフローアナライザー50」が67万円、「同 500」が177万7000円などとなっている。