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TED長崎、音声通知を自動発信するクラウド対応電話通報デバイス「TP2000」

 東京エレクトロン デバイス長崎株式会社(TED長崎)は3日、音声通知を自動で発信し、スマートフォンや携帯電話、固定電話に通知し呼び出しを行うシステム「クラウド対応電話通報デバイス トリガフォン/TP2000」(以下、TP2000)を、同日より販売開始すると発表した。これを利用すると、障害通知や作業完了を自動音声にて携帯電話やスマートフォンへ通知するサービスを、低コストで提供可能になるという。

 「TP2000」は、音声合成エンジンを搭載しており、LANやRS-232Cのインターフェイスからコマンド受信したテキストを、電話音声で通知してくれるシステム。LAN(100BASE-TX/10BASE-T)インターフェイスを備えているため、仮想化環境やクラウド環境にも導入できる点が特徴という。

 また、最適化した音声合成エンジンを搭載したことで、従来のような機械音ではなく、抑揚のあるより自然な合成音声での通知が可能。着信系の音声応答コマンドを利用することにより、音声応答システムも構築でき、着信時にはナンバーディスプレイによる認証にも対応する。

 なお利用者側では、専用の受信機の準備やスマートフォンアプリの設定などの手間は不要で、メール通知では気づきにくく受信確認がとれない、といった課題を解決するとした。

 価格は24万8000円(税別)。TED長崎では、病院や工場、レジャー施設など、待ち時間が発生する場所で空き時間を有効に活用できるほか、高齢者見守りやインフラ設備保守の緊急コールといった活用も可能になるとしている。

TP2000