ニュース

キヤノンMJとコージェントラボ、横浜銀行の業務プロセスの最適化を支援

「手書きAI OCRソリューション」とRPAを組み合わせたシステムを構築

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)と株式会社Cogent Labs(以下、コージェントラボ)は2日、株式会社横浜銀行と共同で、「手書きAI OCRソリューション」とRPAを組み合わせたデジタルソリューションを構築したと発表した。

 横浜銀行では2017年よりRPAの導入を行っているが、紙文書を介在する業務が多く、対象業務を拡大するためには、紙から手入力するインプット業務の効率化が課題になっていたという。

 そこでキヤノンMJとコージェントラボは、横浜銀行から、業務の自動化率を高めつつ、高度なセキュリティ対策を担保したいという要望を受け、イメージエントリーシステムと手書きAI OCRエンジンを連携するソリューションを構築した。これにより、紙文書の入力から基幹業務連携まで、一連の業務フローを最適化することにより、横浜銀行の業務プロセス変革を実現し、働き方改革を支援するという。

 横浜銀行では当初、インターネットバンキングや融資の申込書など、年間約2万4000件のデータを対象として、紙文書の入力から業務システムに連携する一連の業務のデジタル化、自動化を実現し、約40%の時間短縮を目指すとしている。

 なお同行では今後、対象帳票の拡大を行い、業務効率化の推進によってコスト削減の拡大を図る考えだ。