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ALSI、クラウド型情報漏えい対策サービス「InterSafe ILP Cloud」を提供開始

ファイル暗号化、デバイス制御など3つのサービスをラインアップ

 アルプス システム インテグレーション株式会社(以下、ALSI)は30日、情報漏えい対策製品群「InterSafe ILP」のクラウド版「InterSafe ILP Cloud」を、同日より提供開始すると発表した。

 InterSafe ILPは、情報の持ち出し・持ち込み制御と、持ち出し後の安全な活用を実現する製品群で、企業の課題にあわせて自由な組み合わせで導入できる点を特徴としている。今回提供するInterSafe ILP Cloudは、オンプレミス環境向けに提供されているInterSafe ILPのクラウド版として位置付けられており、「ファイル自動暗号化」「デバイス制御」「セキュリティUSBメモリ作成」の3つの機能を利用できる。

 ファイル暗号化サービス「InterSafe FileProtection Cloud」は、ファイルを保存する際に自動的に暗号化する仕組みを提供。ファイル利用者による操作は不要で、暗号化忘れやパスワードの付け忘れなどを防止できるという。

 デバイス制御サービス「InterSafe DeviceControl Cloud」では、PCから。スマートフォンやタブレット、USBメモリなど外部デバイスの利用管理などを行えるほか、ネットワーク利用制限、プリンタ利用制御、外部メディアへの書き込み制御などを実行できる。

 セキュリティUSBメモリ作成サービス「InterSafe SecureDevice Cloud」は、汎用USBメモリをセキュリティUSBメモリに変換する機能。接続先PCが登録されたものかどうかをチェックし、登録されていないPCにセキュリティUSBメモリを接続した際には、PCへのデータコピー、移動が制御される。また、パスワード認証によるロック機能とメモリ領域の暗号化により、盗難・紛失対策にも有効とした。

 なおクラウド版では、管理サーバーを導入・構築することなく、クライアントプログラムを端末にインストールするだけですぐに利用可能。ほかの機能を新たに利用したい場合も、ライセンスを追加購入すれば利用を開始できる。

 またクライアントプログラムは単独で機能を提供可能なため、管理サーバーやインターネットに障害が起きても、利用者は業務を継続できるとしている。

 1端末あたりの月額料金(税別)は、InterSafe FileProtection Cloudが1000円、InterSafe DeviceControl Cloudが500円、InterSafe SecureDevice Cloudが500円。