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ラネクシーのクライアント操作ログ管理ソフト新版、使い勝手の向上や導入時の負荷軽減などを実現

 株式会社ラネクシーは28日、クライアント操作ログ管理ソフトウェアの新版「MylogStar 4 Desktop / FileServer」を発表した。9月4日の出荷開始を予定している。

 MylogStarは、企業内のエンドポイントの操作ログを取得・管理できるソフトウェア。内部統制で企業に求められる監査証跡管理機能に加え、デバイス制御機能やアプリケーション起動制御などによる情報漏えい予防と、問題発生時の原因究明と拡散防止を容易にする追跡機能などを提供している。

 製品にはさまざまなラインアップが用意されているが、スタンドアロン版として、PCに導入する「MylogStar Desktop」やサーバーに導入する「MylogStar FileServer」が提供されており、対象マシンにプログラムをインストールするだけで、管理用のサーバーなどを別途用意せずとも運用を行えるという。

 今回の新版ではまず、データベースの事前インストールを不要にした。ログを保管するデータベースにSQL Serverを利用していたため、インストールに時間と手間がかかっていたが、このSQL Serverの利用が廃止されたため、導入から利用までの時間と手間が削減されている。また、これによって、複数台へ導入する際に、マスタイメージを利用してデプロイやキッティングを行うことも実現可能になったとのこと。

 また管理コンソールを刷新し、新しいUIデザイン「MylogStar Standalone Console」を導入。ITに詳しくない担当者でも簡単にログの確認ができるように支援する。このほか、ポリシー設定の既定値を見直し(取得対象ログ種別の拡大、ログ取得の対象除外フィルタリング条件)、製品マニュアルのHTML化、Eメールログの取得対象追加など、さまざまな強化が行われている。

 さらにオプションとして、複数のスタンドアロン端末の操作ログを一元的に閲覧可能とする「MylogStar 4 Standalone Manager」を新たに提供する。これにより、小規模環境でもログを一元的に閲覧できるようになった。なお、同オプションの利用にはSQL Serverが必要となる。