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OKI、「インフラ点検レポートサービス」に補修・補強設計業務の支援機能を追加した新サービス

 沖電気工業株式会社(OKI)は22日、「インフラモニタリングソリューション」で提供している「インフラの見える化ソリューション」のラインアップに、「補修・補強設計業務支援サービス」を追加すると発表した。同サービスを利用すると、補修・補強設計にかかわる業務レベルの平準化や作業の効率化を実現するという。

 OKIでは2016年5月より、タブレット端末を用いてトンネル・橋梁定期点検の現地作業を行うことで、事務所での点検調書取りまとめ作業を効率化する「インフラ点検レポートサービス」を提供している。

 今回は、その展開において点検業者の協力により得た業務ノウハウをもとに、補修・補強設計における業務レベルの平準化や作業の効率化を支援するため、設計業務支援機能を追加した「補修・補強設計業務支援サービス」を開発した。

 新サービスでは、補修・補強設計業務で実施する現場作業において、「インフラ点検レポートサービス」の既存機能によって収集した写真やスケッチなどのデータから、補修・補強設計に必要な変状・損傷集計データを円滑に取得することができる。これにより、技術者が事務所で行う補修・補強設計業務の効率化を実現するほか、クラウドサービスとして提供するため、システムメンテナンスコストも抑えられるとのこと。

 なお今後は、運用するユーザー企業の実務に応じた要望に応える機能追加も順次実施し、運用面での効率化にも寄与する予定としている。

 またOKIでは、「補修・補強設計業務支援サービス」の提供開始に合わせ、9月30日までの期間限定で「バリューキャンペーン」を実施する。初回利用に限り、「補修・補強設計業務支援サービス」をトンネル・橋梁それぞれ1本について無料で試行利用可能にするとともに、現場で使用するタブレット機器の貸し出しも行うとのこと。