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ジール、インフォアのクラウドBI基盤「Birst」を提供へ

 株式会社ジールは18日、インフォアジャパン株式会社(インフォア)と、マルチテナント対応のクラウドBIプラットフォーム「Birst」に関するチャネルパートナー契約を締結したと発表した。

 「Birst」は、組織内のさまざまな部門で管理される分析データモデルを連携させ、データの重複管理を必要とせずに、企業全体にまたがる分析を可能にするBIプラットフォーム。もともとBirst社が提供していたサービスだが、米Inforが同社を2017年に買収して自社サービス化し、国内でも2019年より提供を開始している。

 インフォアでは、自社の業界特化型クラウドERPに「Birst」を加えることで、クラウド上の統合されたデータから得られるインサイトや相関関係、予測分析を、使いやすいユーザーインターフェイスで提供し、ビジネス全体の可視化やスマートな意思決定を支援しているとのこと。

 今回、ジールはインフォアのパートナープログラム「Infor Partner Network Agreement」に参加し、「Birst」の導入から構築、運用、保守までをワンストップで提供ができるようになった。同社では、マルチテナント対応という「Birst」の特長を生かして、分析対象データのサイロ化に課題を持つ企業を中心に、「Birst」の新規導入を促進するとしている。

 なおジールは、2012年からインフォアの「Infor d/EPM(旧Infor BI)」の販売・導入を行っており、同製品も引き続き提供するとのことだ。