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TIS、クラウド型リモートデスクトップ「RemoteWorks」を強化 テレワークに必要な労務管理を実現

 TIS株式会社は16日、クラウド型リモートデスクトップサービス「RemoteWorks」を強化すると発表した。テレワークに必要な労務管理を実現するための機能などを追加している。

 「RemoteWorks」は、自宅や外出先のPC、タブレット端末から勤務先の業務PCへセキュアに接続できる、クラウド型のリモートデスクトップサービス。このサービスを利用すると、セキュアなリモートワークやテレワークなどが可能になるという。

 しかし、企業がテレワークを導入した場合、24時間365日仕事ができる環境になってしまうのみならず、会社側が開始時間および終了時間を把握できない場合も多いことから、過重労働になるリスクが指摘されているとのこと。

 今回、「RemoteWorks」に追加された接続時間管理機能は、こうした懸念に対処するための機能。管理者により、ユーザーの利用可能な曜日や接続可能時間帯の設定を行えるため、システム側での過重労働防止を実現するという。また、ユーザーが自身の接続時間を確認することもできる。

 一方では、接続元PC(自宅PCなど)のWebブラウザから業務PCに接続できる新ラインアップ「RemoteWorks Browse」も追加された。接続元PCのOSは、Windowsに加えてmacOSにも対応する。また、スマートフォンなどを利用したワンタイムパスワードの利用により、なりすましによる不正使用を防止するとしている。

 TISでは、これらの新機能・ラインアップを追加した「RemoteWorks」を、働き方改革に取り組む企業やテレワーク導入を進める企業向けに提供し、2021年までにサービスとしてトータル6万IDの獲得を目指す。

 なお、7月22日から約1カ月間実施される「テレワーク・デイズ2019」に合わせ、「RemoteWorks」を30日間無料でトライアル可能なキャンペーンも実施する。新機能の「RemoteWorks Browse」については、ID数の制限なしでのトライアル利用が可能とのことだ。