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ぷらっとホーム、データ連携・利活用を自由に行えるクロスドメインIoTデータ流通基盤「DEXPF」を提供
2019年7月8日 15:06
ぷらっとホーム株式会社は8日、IoTにおける各サービスやサービスプラットフォームに対し、任意のIoTデバイス/デバイス群からのアクセスサービスを提供するデータ伝送基盤「DEXPF」を提供開始すると発表した。
アシストによれば、従来のIoTプラットフォームはシングルドメイン型の設計となっており、デバイスとデータを直接管理するため、IoTプラットフォーム間をまたがるデバイスの利用、クラウド間をまたがるデータ/サービスの連携が提供できなかったという。
これに対してDEXPFは、デバイスからクラウド、クラウドとクラウド間のデータ連携・利活用を自由に行えるクロスドメイン型のIoTプラットフォームとなっているため、各IoTデバイスは、利用にあたって特定のクラウドなどに縛られず、さまざまなサービスやサービスプラットフォームと柔軟な通信を行えるようになるとした。
また、データそのものの保存義務を負わないデータ伝送に特化したIoTプラットフォームとなっており、データの保存を行わないことによって、個人情報・個人データなどの取り扱いで発生するさまざまなリスクを最小限に抑えられるとのこと。
さらに、DEXPFに実装されたAPIを利用することにより、データの送付先や送信開始・停止などのビジネスルールを自由にコントロール可能。運用開始後のルール変更にも柔軟に対応でき、責任分界点と透明性を持つシステムの構築・運用を実現するとしている。
アーキテクチャとしては、サーバーレスのマイクロサービスアーキテクチャを採用。事業者は小規模から利用し始め、それを世界規模に展開したり、極小のトラフィックからはじめて、極大・高トラフィックのサービスにスケールしたりすることも可能という。
このほか、DEXPFはさまざまな国や地域、事業、トラフィック、プロトコルに対応でき、柔軟でスケーラブルな設計を採用していることから、グローバルで事業を展開する事業者にも適しているとのことだ。
なお、ダイキン工業株式会社が推進する空間データの協創プラットフォーム「CRESNECTプロジェクト」が、7月16日に開設する会員制コワーキングスペース「point 0 marunouchi」(東京・丸の内)のシステムとして採用を決めている。