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テクマトリックス、ハイパーコンバージド型セカンダリストレージ「Cohesity C4000シリーズ」を販売

 テクマトリックス株式会社は5日、Cohesity Japan株式会社と販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、同社のハイパーコンバージド型セカンダリストレージ「Cohesity C4000シリーズ」の取り扱いを開始する。

 さまざまなアプリケーションがオンプレミスに存在する環境では、バックアップソフトウェア、ターゲットとなるストレージ、バックアップメディア、マスターサーバー、クラウドゲートウェイなど、異なるベンダーの複数のコンポーネントを組み合わせてバックアップとリカバリを行っていることが多く、企業では複雑な運用を強いられているという。

 また既存のバックアップ製品では、バックアップ/リカバリに時間がかかり、ビジネスのSLAの要件を満たすことができない点も課題となっているほか、ハードウェア全体を入れ替える継続的なフォークリフトアップグレードと複雑な管理UIが、バックアップとリカバリ環境に費用がかさむ原因になっているとのこと。

 「Cohesity C4000シリーズ」は、こうした課題に対処するために開発された、ハイパーコンバージド型のストレージ製品。バックアップはもちろん、テスト/開発環境向けのデータを扱うセカンダリストレージとしても利用でき、オンプレミス環境とパブリッククラウド環境を統合的に管理するための機能も備えている。

 また、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)のように拡張が容易な点も特長で、独自の分散型ファイルシステム「SpanFS」により、容量と性能をリニアに拡張可能。重複排除/圧縮機能も備え、ストレージ容量を大幅に削減できるとした。

 さらに、パブリッククラウドと連携するクラウドゲートウェイ機能を搭載。クラウドへのデータの階層化、レプリケーション、アーカイブを行えるとのこと。

 テクマトリックスでは同製品の販売により、3年間で10億円の売上を目標としている。