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SAPジャパン、SAP認定フリーランスの人財シェアリングプラットフォームを提供

 SAPジャパン株式会社は4日、フリーランスや副業で活躍するSAP認定資格者などのサービス調達を可能にする人財のシェアリングプラットフォームを「SAP Fieldglass」で構築したと発表した。これにより、顧客のシステム構築を行うSAPパートナーは、プラットフォームを通じて複数のタレントプールから透過的にSAP認定資格者やコンサルタントを検索し、プロジェクトに合わせて調達することができる。

 SAPジャパンでは、SAP認定資格者などの人財シェアリングプラットフォームは、「2025年の崖」で高まるSAP認定コンサルタントへの需要を解消するために取り組む活動の一環と説明。多様化する働き方により新しい戦力として注目されるフリーランス(または副業者)を対象に、各サプライヤーが求人登録から資格取得の支援までを行うなど、各社の専用タレントプールを充実化させる。SAPプロジェクトを持つ各SAPパートナーは、SAP Fieldglassのポータルから各サプライヤーのリソース状況(availability)を検索することで、プロジェクト計画やリードタイム短縮の効率化が期待できる。

 国内サプライヤーの初期パートナーとしては、イントループ株式会社、K2パートナーリングソリューションズ株式会社、株式会社クラウドワークス、株式会社パソナJOB HUB、ヒューマンホールディングス株式会社、マンパワーグループ株式会社、株式会社みらいワークス、ランサーズ株式会社が参画する。

 サプライヤーのパートナーは、各社が展開するタレントプールとSAP Fieldglassを連携させるとともに、フリーランサー向けの特別トレーニングプログラムを提供開始し、SAP認定コンサルタントの育成に取り組むなど、登録する人財の拡充を図る。また、海外パートナーとして、グローバルで5万人のSAP認定コンサルタントの登録を持つTalentHubとの連携を予定する。

 SAP Fieldglass利用ユーザーは、人財シェアリングプラットフォームを利用することで、導入プロジェクトごとに求められるスキルを備えた人財を迅速に調達できるようになる。将来的には、SAP Fieldglass上で、各コンサルタントの実績や評価をシェアし合える仕組みも追加していく予定で、これによって、より品質の高い導入プロジェクトの推進が可能になるとしている。

 すでに、アビームコンサルティング株式会社が、SAP Fieldglass人財シェアリングプラットフォームの活用を決定している。SAPジャパンでは今回の取り組みにより、2022年までに認定コンサルタント5000人の確保を目指すとしている。