都築電気、WinActorを利用して勘定科目内訳明細書の作成を自動化するソリューション

　都築電気株式会社は25日、勘定科目内訳明細書を自動作成することにより、経理業務の負荷を軽減するソリューション「会計システム×RPAツール『WinActor』決算書類作成支援サービスパック」を発表した。

　勘定科目内訳明細書とは、貸借対照表および損益計算書の各勘定科目の内訳明細書として、所轄の税務署への提出が法人に義務付けられている書類で、「預金」「買掛金」「売掛金」など全16種類の内訳書があり、準備のためには、社内の各所から情報を取得し整理する必要があるという。また、それぞれの内訳書には、記載についての細かい注記書きがあり、経理部門にとって負荷の高い業務になっているとのこと。

　今回提供するソリューションでは、ユーザー企業が利用中の会計業務システムとNTT-ATが開発したRPAツール「WinActor」を連携させ、勘定科目内訳明細書のうち、企業の環境を問わず共通化できる「預金」「売掛金」「買掛金」の3種類を自動作成するためのシナリオを提供。法人税申告にかかる作業負荷の軽減を支援するとした。

　なお、各内訳書の注記書きに対応しており、ヒューマンエラーを防止できる点もメリット。また、毎年国税庁の様式と照合し、常に最新のルールに対応するとしている。

　価格は、「預金」「売掛金」「買掛金」のシナリオ提供と、要件ヒアリング～RPAシナリオ設計／開発テストを含んだ「基本サービスパック」が150万円。WinActorは別途必要になる。

　なお、3種類以外の科目については、顧客の運用と希望にあわせて構築対応するとのことで、こちらの価格は個別見積もり。