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NTT東日本、AWSやAzureの利活用を支援する「クラウド導入・運用サービス」
2019年6月12日 06:00
東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は11日、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureなどのパブリッククラウド活用を支援する「クラウド導入・運用サービス」を発表した。NTT東日本より販売したAWS、Microsoft Azureのアカウントが対象で、6月28日から提供を開始する。
「クラウド導入・運用サービス」は、パブリッククラウドの導入から運用まで一元的にサポートするサービス。NTT東日本では、これまで、ユーザー企業拠点のLAN環境からクラウドサービスまでを含め、トータルソリューションを提供してきたが、より迅速かつ簡易なクラウドサービスの利用を希望する顧客に向け、ソリューション提供や自社内でのクラウドサービス構築・運用で得られたノウハウをもとに、クラウド環境における共通的な設定と運用保守をパッケージ化し、新たにサービスとして提供するという。
具体的には、AWSとMicrosoft Azureについて、高度なスキルを必要とするクラウドサービスの設定を、NTT東日本がすべて代行する。設定内容は、NTT東日本社内基準と同等のセキュリティチェックを行うため、セキュアにクラウドサービスを利用できるとのこと。
またネットワークの疎通確認や障害対応など、24時間365日体制で監視・保守を実施するほか、CPU性能の変更やストレージ拡張、セキュリティパッチの適用なども含めた、クラウド運用における面倒な作業も同社が代行するとしている。
導入メニューとしては、顧客のオンプレミス構成や希望クラウド構成からパラメータシートを作成する「パラメータシート作成」、アカウントやセキュリティ、仮想ネットワークなどクラウドの基本機能を設定する「クラウド基本設定」、仮想サーバーなどのIaaS、仮想ストレージなどのPaaSを設定する「サービス設定」、といった3つを用意した。
価格(税別)は、パラメータシート作成が1万5000円/時間、クラウド基本設定が10万円/契約、サービス設定が5万円/サービス。
一方で運用メニューは、監視ツール(株式会社はてなのMackerel)でCPU/メモリ使用率などの監視を行い、アラーム通知を実施する「エントリー」、これらの内容に加えてアラーム発生時の一次措置(再起動)を実施する「スタンダード」、さらに運用代行(容量追加、パッチ適用など)を含めた「アドバンスト」を提供する。
価格(税別)は、エントリーが月額5000円/サービス、スタンダードが月額1万5000円/サービス、アドバンストが月額3万円/サービス。なお問い合わせ受付時間は、スタンダードとアドバンストは24時間365日対応するが、エントリーのみ全日9時~21時となっている。