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トレンドマイクロ、コンテナ向けセキュリティを強化した「Trend Micro Deep Security 12.0」

 トレンドマイクロ株式会社は11日、総合サーバーセキュリティ対策製品の最新版「Trend Micro Deep Security(以下、Deep Security)12.0」を、6月19日に提供開始すると発表した。

 最新版では、コンテナ型仮想化環境の「Docker」を対象として、コンテナ向けのセキュリティを強化した。コンテナは、OS上に他のプロセスとは隔離されたアプリケーション実行環境を構築する技術で、アプリケーション開発を効率化できるが、コンテナを利用する際に設定不備があると、外部からコンテナ一覧の取得、ログの取得、コンテナの起動、停止、新たなコンテナの作成など、さまざまなコマンドを実行されるリスクがある。

 Deep Securityでは、従来からコンテナ向けのセキュリティ対策として、コンテナ内に不正プログラムが存在する場合に検知する「不正プログラム対策」や、コンテナに対して脆弱性を悪用する不正な通信があった場合、通信を検知してブロックする「IPS/IDS(侵入防御)」を提供してきた。

 最新版では、同一ホストOS上のコンテナ間で脆弱性を悪用する不正な通信があった場合も、「IPS/IDS(侵入防御)」により通信を検知してブロックする。また、コンテナからホストOSへ不正な通信があった場合も検知する。

 Deep Security 12.0の参考標準価格は、1サーバーあたり年額21万3000円(税別)。