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キヤノンITS、全銀EDI(ZEDI)に対応する「EDI-Master B2B Gateway ZEDI連携オプション」を発売

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は11日、全銀EDIシステム(ZEDI)対応のEDI製品「EDI-Master B2B Gateway ZEDI連携オプション」を発売した。

 ZEDIは、多数の振込を一括して実行できる総合振込において、振込に関するさまざまな情報(支払通知番号、請求書番号など)を受取企業に送信することを可能にするシステムとして、2018年12月25日に稼動した。従来の全銀システムでは、振込の際に送信できる情報は固定長で制限があったが、ZEDIではデータ形式をXML形式にすることにより、請求書番号などの商取引に関する情報(商流情報)を添付することが可能となり、利用企業にとっては入金消込処理の効率化などが期待されている。

 キヤノンITSでは、このZEDIを活用し、経理業務を効率化するEDI製品として、EDIミドルウェアの「EDI-Master B2B Gateway」に対応するZEDI連携オプションを発売。企業は、EDI-Master B2B Gatewayに、ZEDI連携オプションと、既存の「JX手順(クライアント側)オプション」を組み合わせることで、ZEDIでの接続に必要となる「XML電文作成・変換」「JX手順通信」「クライアント証明書の取得・更新」といった機能を利用することが可能となる。

 これにより、入金消込処理の自動化や、電子領収書による新たなサービス利用など、金融EDI情報を活用した大幅な業務の効率化を実現できるとしている。

 EDI-Master B2B Gateway ZEDI連携オプションの価格は、Windows版の4回線までが50万円、5回線以上が100万円、Linux版が150万円。利用には、EDI-Master B2B Gatewayのベースライセンスと、JX手順(クライアント側)オプションの利用が必要となる。