Zscaler、ウェブセキュリティ分野においてNTTコミュニケーションズと連携

　米Zscalerは6日、組織のセキュアなネットワーク環境へのトランスフォーメーション（転換）に不可欠なセキュリティソリューションの拡販を目的として、NTTコミュニケーションズ株式会社とウェブセキュリティ分野でのグローバルアライアンスパートナー契約を締結したと発表した。

　Zscalerは、クラウド型ウェブプロキシサービス「Zscaler インターネットアクセス」などのクラウドセキュリティサービスを提供する企業。

　Zscalerでは、企業のクラウドサービス利用の増加とネットワークアクセス環境の多様化により、クラウド環境を中心とした高度なセキュリティ対策とポリシー制御、コストダウンが可能なソリューションが求められていると指摘。Zscalerのソリューションは、2800以上の大規模な組織において導入されており、企業がゲートウェイに配備している多くのセキュリティ機能をすべてクラウド上で実現するとしている。

　Zscalerグローバルアライアンスおよびチャネル担当バイスプレジデントのアル・キャラベリー氏は、「NTTコミュニケーションズの信頼性の高い通信インフラ、グローバルでの保守体制などを活用することにより、セキュリティトランスフォーメーションが加速することを確信しています。Zscalerはクラウドのためのセキュリティプラットフォームによって、デジタルトランスフォーメーションの促進を、パートナー企業との協業によって支援していきます」と述べている。

　NTTコミュニケーションズでセキュリティエバンジェリストの竹内文孝氏は、「弊社はお客様のデジタルトランスフォーメーションを支えるDX Enablerとして、お客様のビジネスの変革や新たなビジネスの創出に貢献するサービスを提供していきたいと考えています。それには、柔軟で信頼性が高いだけでなく、データ利活用を安心・安全に実施できるプラットフォームが必要です。弊社の世界最高水準の堅牢なグローバル通信インフラやマネージドセキュリティサービスとZscaler社の柔軟性の高いクラウドセキュリティサービスを組み合わせることで、新しい時代のデータマネジメントの在り方を提案し、ゼロトラスト時代のレジリエンス強化に貢献していきます」と述べている。