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SAPジャパン、サプライチェーンプランニングの効率と精度を向上する新ソリューション

 SAPジャパン株式会社は6日、需要主導型補充に対応したアプリケーション「SAP Integrated Business Planning for demand-driven replenishment」を提供開始すると発表した。Camelot ITLabと共同開発された製品で、Demand Driven Instituteから認定を受けているという。

 SAP Integrated Business Planningは、事業戦略の実行計画、需要の検知と予測、在庫と供給の最適化、例外に基づくレスポンス管理などを支援できるクラウドベースのソリューション。

 新たに提供されるSAP Integrated Business Planning for demand-driven replenishmentでは、サプライチェーンをモデル化、計画、管理し、関連する情報と資材の流れを保護・促進するための方法論である需要主導型補充 DDMRP(Demand Driven MRP)に対応している。

 DDMRPには、資材所要量計画(MRP)、リーン生産方式、制約理論などの広く普及した方法論が統合されており、サプライチェーンのどの拠点とどの構成部品で在庫を保持すべきか(デカップリングポイント)を決めるとともに、在庫バッファを計算し、同ポイントでそれらのバッファの割り当てと管理を行うことで、需要と供給の変化がサプライチェーンにもたらす影響を緩和する。

 また、実際の需要に基づき、戦略的デカップリングポイントでの補充を実施するほか、同ポイントのバッファステータスに基づき、供給を可視化して需要主導で優先順位付けを行う、といった仕組みにより、企業のサプライチェーン効率化を支援するとした。