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SAPジャパン、「SAP Integrated Business Planning」にコラボレーティブ計画機能を追加

 SAPジャパン株式会社は18日、事業戦略の実行計画を支援する「SAP Integrated Business Planning」に、コラボレーティブ計画機能を拡張したと発表した。

 SAP Integrated Business Planningは、事業戦略の実行計画、需要の検知と予測、在庫と供給の最適化、例外に基づくレスポンス管理を支援するクラウドベースのソリューション。

 今回、企業の在庫削減と顧客サービス向上の支援を目的として、コラボレーティブ機能を拡張。これにより、企業は計画プロセス中にサプライヤーと直接的に連携、コラボレーションを行い、計画の成熟度曲線を引き上げられるとしている。

 新たに追加された機能としては、「SAP Ariba Supply Chain Collaboration for Buyers」ソリューションの予測コミットとメッセージの連携により、サプライヤーに需要予測についての可視性を提供し、サプライヤーのコミットを計画に反映させられ、サプライヤーの在庫も可視化される。

 このほか、顧客対応流通センターにおける残存保管有効期間/保管期間切れ在庫の可視化、未納入、在庫目標の不達成、および時系列に基づく供給最適化の調整値に対する影響要因の可視化、POSデータを活用した需要検知の強化、統計予測中にフェーズアウト曲線を使った製品打ち切りのモデル化などに対応。同じビューで複数の時間基準の表示に対応し、エンドユーザーは週別、月別、四半期別の数量と残量を同時に表示できるため、画面を移動する必要がなく、分かりやすい情報が簡単に得られるとしている。