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ウイングアーク1st、リアルタイムデータの収集・加工に特化した「Dr.Sum」の新モデルを発売

 ウイングアーク1st株式会社は5日、産業機械のデータ活用に特化した集計・分析プラットフォーム「Dr.Sum」の新モデル(Eモデル)を発売した。価格は1サーバーにつき230万円(税別)から。

 Dr.Sumは、さまざまな企業システム内に蓄積されているデータを統合し、高速な集計・レポーティングを実現するBIツール。最新バージョンのVer.5.1では、100ミリ秒単位のストリーミングデータの収集・加工を可能にする新機能「Dr.Sum Data Funnel」を搭載し、収集・加工したストリーミングデータをDr.Sumのインメモリエンジンで高速集計できる。

 Eモデルは、ハードウェアなどの機器、設備や、IoTデバイスから出力されるIoTデータを取り込み、蓄積・分析することを目的として、Dr.Sumで取り扱うことのできるデータを限定したモデル。

 機械や設備からの100ミリ秒単位のセンサーデータを加工・処理するDr.Sum Data Funnelが、時刻の正規化や、時間のズレの補正、異常値の除去やデータ欠落の補完を行い、Dr.Sumのインメモリエンジンで大量データを蓄積・高速集計する。これにより、100ミリ秒単位のデータの可視化が行えるようになる。

 独自開発のテクノロジーにより、高速集計をチューニングレスで実現。大容量データでも高速に応答することで、可視化や分析のレスポンスを向上させる。マネジメントツールついても、グラフィカルなユーザーインターフェイスで簡単に直感的に操作でき、データの管理、ユーザー、グループなどのアクセス管理を一元化し、作業効率を向上させる。

 セキュリティへの対応としては、ユーザー・グループを用いたログイン認証を行うことで、Dr.Sum内に格納したデータへのアクセス制限が可能。指定したIPアドレスからのみのアクセスを可能にするIPフィルタリング機能により、不特定多数からのアクセスを防ぐこともできる。