ニュース

Dropbox、必要なコンテンツを見つけやすくする「コンテンツ提案機能」 AI技術を活用

 Dropbox Japan株式会社は27日、必要な時に必要なコンテンツを見つけられるようにAIが支援する「コンテンツ提案機能」を提供開始すると発表した。

 今回提供する「コンテンツ提案機能」は、アカウントのアクティビティや共有相手を学習することにより、ユーザーが探しているものを推測し、ファイルやフォルダの一覧を表示する機能。dropbox.comでアカウントにログインすると、画面上に「あなたへのおすすめ」という新しいセクションが表示されるようになる。

 DropboxのWebサイトに行くだけで、作業対象のファイルがトップページに用意されるため、同社では、フォルダ階層を深く掘り下げたり、検索結果を1つずつ確認したりしなくても、すぐに仕事に取りかかれるようになるとアピールしている。

 なお同機能は、Dropboxが推進しているAI技術推進プロジェクト「DBXi(Dropbox intelligence initiative)」の一環で、同社が開発してきたAI技術を活用して居るとのこと。AIプラットフォームは、時間の経過とともに予測精度を高められるので、ユーザーがDropboxを使い込むにつれ、さらに適切な候補が表示されるようになるとしている。

 また、プライバシーを念頭に置いて開発されており、おすすめとして表示されるのは、自分で所有しているか、他のユーザーから共有されている、「本人にアクセス権があるコンテンツ」のみに制限される。ユーザー自身のコンテンツは、共有した場合にのみ相手におすすめとして表示され、共有していないコンテンツがほかのユーザーに表示されることはないとした。