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NTTスマートコネクトのクラウド型動画配信サービス、DRM機能やSDKなどを新たに提供

 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(以下、NTTスマートコネクト)は21日、クラウド型動画配信サービス「SmartSTREAM ビデオプラットフォームサービス」において、DRM(デジタル著作権管理)機能など、さまざまな新機能を5月22日より提供すると発表した。

 SmartSTREAM ビデオプラットフォームサービスは、動画配信に必要となる機能をインターネット上から提供する、クラウド型の動画配信サービス。オールインワンパッケージ型の「シンプルプラン」に加えて、ユーザーが必要な機能を自由に追加して利用できる「セレクトプラン」をラインアップしている。

 今回の強化では、まずセレクトプランにおいて、不正な視聴や複製を防止可能なDRM機能を選択できるようにした。ライブエンコードおよびVODエンコード時に動画ファイルを暗号化することで、コンテンツの保護を実現するという。なおDRMは、Microsoft PlayReady、Google Widevine、Apple FairPlayのマルチDRMに対応している。

 またセレクトプランでは、プレイヤーのカスタマイズやモバイルアプリケーションの組み込みを行えるSDK(ソフトウェア)開発キットも用意した。iOS、Android、ブラウザ向けの3種類を提供するとのこと。

 このほか、複数のコンテンツをオンラインビデオプラットフォームへ一括アップロードするFTP機能や、複数のメディアを選択し、プレイリストを作成する機能も新たに追加された。この両機能は、セレクトプランとシンプルプランで利用できる。

 サービスの価格(以下、すべて税別)は、シンプルプランが初期費用5万円、月額基本料金4万8000円。セレクトプランが初期費用5万円、月額基本料金4万5000円から。

 DRM機能はセレクトプランの有償オプションで、初期費用が10万円、月額料金が12万円、重量料金が5万回再生ごとに5万円。12カ月の最低契約期間も設定されている。SDK、FTP機能、プレイリスト作成機能については、いずれも追加料金なしで利用できるが、利用にあたっては申し込みが必要となる。