ニュース

ダイキンの製造業向け業務改革支援システム新版、業務課題を自動で抽出・分析

 ダイキン工業株式会社(ダイキン)は24日、製造業向けの業務改革支援システム「SpaceFinder」において、新版「同 バージョン5.0」を提供すると発表した。業務課題を自動で抽出・分析する機能などを追加しているとのことで、販売開始は5月20日を予定している。

 SpaceFinderは、製造業における研究開発や不適合対応の進捗、および成果物の管理を支援するためのシステム。業務の進め方を定義し、部門間の情報伝達を行う「ワークフロー」、業務状況を可視化するための「電子帳票」、文書管理・一元化を行う「ファイラー」、といった3つの基本機能を備えている。

 今回の新版では、業務改革の達成状況を定量的に見える化し、業務課題を自動で抽出・分析する「PDCA支援機能 Melius」(以下、Melius)を新たに搭載した。

 Meliusでは、業務改革のテーマ策定(Plan)、改革達成状況の確認(Do)、課題の分析(Check)、分析結果に対する新施策の立案と実行(Action)を支援可能。開発拠点、製品、型番、不適合の原因など、SpaceFinderに蓄積された業務プロセス上のさまざまな情報の中から、ユーザーが設定した評価指標(KPI)の目標値に対して達成状況を示してくれる。各業務改革テーマは、目標の達成度合に応じて色別のカードで一覧表示されるとのこと。

 また、未達の原因と考えられる条件を自動で抽出し、課題の所在特定につなげる機能も備えており、未達業務の製造拠点、品番などの隔たり傾向や、原因要素の上位5項目が自動表示される。

業務改革テーマの策定
業務改革の達成度の確認
課題の分析
分析結果に対する施策の立案・実行