ニュース

リコー、画像AIソリューションを開発するRidge-iと資本業務提携

製品外観検査の省力化・自動化を支援するデジタルソリューションを共同開発

 株式会社リコーは4日、画像AIソリューションのコンサルティングおよび開発・提供を行う株式会社Ridge-iと、資本業務提携することで合意したと発表した。両社は、リコーの強みである光学技術と、Ridge-iの強みである画像AI技術を組み合わせ、製品外観検査の省力化・自動化を支援するデジタルソリューションを共同で開発・提供するとしている。

 リコーでは、製品外観検査は、製品の品質を維持・保証するために業界を問わず広く実施されていますが、色ムラ・傷・形状といった外観検査や異物検査の多くは、いまだに目視検査に頼っていると説明。これらの検査にかかるコストに加え、人手不足に伴う熟練工の人材確保難が大きな問題となってきており、検査業務の省力化・自動化のニーズが近年高まっているという。

 今回、画像AI分野における高い技術力を有するRidge-iと、光学技術や画像処理技術に強みを持つリコーの両社が提携し、両社の技術を組み合わせたソリューションを共同開発することで、顧客の生産性向上や売上・利益拡大、現場の働き方改革に貢献していくとしている。