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SCSK、安全にMicrosoft Azureを活用するノウハウをまとめた「クラウドリファレンスキット for Azure」

 SCSK株式会社は29日、企業が安全にMicrosoft Azureを活用するためのサービス「クラウドリファレンスキット for Azure」として、これまでSCSKが手がけてきたMicrosoft Azure構築における運用ノウハウをまとめた「Azure利用ガイドライン」と、Microsoft Azure運用設定を自動化するスクリプト群「Azure標準運用ツール」の提供を開始した。

 Azure利用ガイドラインは、これまで50案件以上のMicrosoft Azure構築・運用を手がけてきたSCSKが蓄積してきたノウハウをベースに、Microsoft Azureの設計・構築・運用の推奨方式をまとめたドキュメント。

 システム稼働率/用途別の構成デザインパターンや、ネットワークやセキュリティ、命名規則などのインフラ設計方針を網羅。Microsoft Azure固有のルールを可視化し、Microsoft Azure利用における勘所や、利用開始当初に陥ることの多い落とし穴を可視化する。また、インフラ技術者が陥りやすいポイントのサポートとして、PaaSから発展してきたMicrosoft Azureのサービス特性を踏まえた上で、Microsoft Azure特有の用語を一般的な表現に変換している。

 Azure標準運用ツールは、ネットワークやバックアップ、監視など、Microsoft Azure運用設定を自動化するスクリプト群。設定ミスの削減や品質の一定化を図ることができ、今後はガイドラインに沿ってインフラが実装されているかをチェックする継続的なセキュリティ監査機能を追加予定。

 また、「Azureインフラ自動化ツール」も今後リリースを予定。Azureインフラ自動化ツールは、ガイドラインに対応したMicrosoft Azureのデザインパターンのテンプレートで、テンプレートにより自動的に標準化されたシステムが構築される。システム構成を標準化しておくことで、システム構築期間の短縮と品質の統一が図れる。

 クラウドリファレンスキット for Azureは、SCSKの「USiZE パブリッククラウドモデル(Microsoft Azure)」を契約の顧客に提供するサービスで、価格は月額5万円(税別)。