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富士通、マルチクラウドの活用を支援するサポートセンターを設立

Microsoftのパートナー認定で最高位となる「Azure Expert MSP」取得

 富士通株式会社は29日、米Microsoftのパートナー認定において、最高位である「Microsoft Azure Expertマネージドサービスプロバイダー(以下、Azure Expert MSP)」に認定されたと発表した。同認定を取得したのは、富士通が国内で初になるという。また富士通では、4月に日本でマルチクラウドサポートセンターを立ち上げ、マルチクラウド環境における顧客システムの最適化を、検討準備段階から設計、導入、運用までトータルに支援していくとのこと。

 Microsoft Azureを活用した独自サービスである「FUJITSU Cloud Service for Microsoft Azure」の提供を含む、複雑なマルチクラウドシステムの高品質な構築や運用などを通じてノウハウを蓄積してきた。

 今回のAzure Expert MSP認定取得は、このような取り組みの成果および能力が評価された結果とのことで、Microsoft Azureにおける基幹システムのインフラ、アプリケーション構築などの技術力に加えて、全世界における200以上のMicrosoft Azure導入事例を持つ点も評価されたとしている。

 富士通では今後も、Microsoft Azureなどを活用したマルチクラウドサービスの導入・運用などを支援していく考えで、今回はその一環としてマルチクラウドサポートセンターを立ち上げ、サポート品質のさらなる向上を図る考え。

 このセンターでは、マルチクラウドシステムの検討開始にあたって企業が直面するさまざまな疑問に、富士通の専門エンジニアが対応するほか、コンサルティングからアセスメント、設計、構築、運用管理および最適化サービスまで、さまざまなサポートをワンストップで提供する。まずは4月から日本市場向けにサービスを開始し、さらにグローバルで拠点を拡大していく考えだ。

 富士通では、この施策によってマルチクラウドサービスの展開をグローバルに加速するとともに、Microsoftとの連携をさらに強化していくとしている。