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AWSの請求書発行・経理処理ツール「Mobingi Ripple」、リザーブドインスタンス購入計画をレコメンド可能に

 モビンギ株式会社は25日、Amazon Web Services(AWS)の請求書発行・経理処理の自動化ツール「Mobingi Ripple」において、リザーブドインスタンス(RI)の購入計画をレコメンドする「RIレコメンド機能」をリリースしたと発表した。

 Mobingi Rippleは、クラウド費用計算を自動化し、組織単位や事業単位の費用を正確に集計するツール。Amazon EC2のRIや、クレジット、リファンドなど複数のアカウント間でブレンドされてしまう金額も、適切なアカウントに再振り分けできるため、AWSリセラーがこれを利用すると、顧客ごとのAWSコスト計算、請求書の発行といった作業負荷を軽減可能とした。

 今回提供されるRIレコメンド機能は、RIのマネジメントを自動化する機能。過去の運用状況から、インスタンスごとの利用料や適応率を分析し、最適なRI購入量をレコメンドしてくれるという。

 具体的には、保有しているRIをインスタンスタイプ別に一覧化し、有効期限を管理するほか、稼働しているインスタンスをタイプ別に一覧化して、RIによるカバー率を可視化してくれる。さらに、稼働時間の実態から、最適な購入台数と削減コストのシミュレーションをダッシュボード上で提案し、RIの購入計画をレコメンドする。

RIの利用状況を可視化
RIの購入計画をレコメンドする

 この機能を利用すると、従来は把握が困難だったインスタンスタイプ別のRIの適応率やコスト削減効果も確認・管理できるようになるため、モビンギでは、従来はRIの購入計画まで手が回らなかったユーザーも、画面を見るだけで、RIの適応・利用実態を把握し、RIの購入計画を立てることが容易になるとアピールしている。

 なお今回は同時に、機能追加の要望があったという、「サービス単位の割増・割引率の設定」機能や、「RI前払金の分割処理」機能もリリースされている。