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DNPとDNPアイディーシステム、運転免許証による本人確認をシステムに組み込むための開発キットを販売

 大日本印刷株式会社(以下、DNP)と株式会社DNPアイディーシステムは25日、運輸・金融業界や行政などにシステムを提供する企業に向けて、運転免許証による本人確認機能をシステムに組み込むための開発キット「DNP運転免許証読み取り/認証ソフトウェア」を、3月29日に販売開始すると発表した。

 DNP運転免許証読み取り/認証ソフトウェアの開発キットでは、基本機能として、ICリーダーの制御と運転免許証のICデータの読み取りを行う「IC読み取り機能」、運転免許証をIDカードとして認証するために、ユニークなコードを生成する「ID生成機能」、免許証画像の読み取りを行う「券面のスキャン機能」、運転免許証画像から真贋度を算出し、オペレーターによる真贋判定を補助する「真贋判定補助機能」を備える。

 また、オプション機能として、運転免許証の表面の画像から氏名や生年月日、住所などをテキストデータとして抽出する「テキスト抽出機能(OCR)」、車検証情報の入力作業を効率化する「車検証QRコード読み取り機能」を備える。

 提供形態は、初回提供時はディスクまたはダウンロードで、API仕様書、製品仕様書、ライブラリーを提供。対象OSはWindows 10/8.1/7。必要インターフェイスはUSB 2.0ポート×2または1。対応するハードウェアは、IDドキュメントリーダー(DNPアイディーシステム社)、ICリーダー(機種には指定がある)。価格体系は初期導入費用(SDK導入費用およびサポート費)。

 DNPとDNPアイディーシステムでは、本人確認に運転免許証を必要とする運輸・金融業界のシステム開発をする企業に向けて製品を提供し、2023年度までに約1億円の売上を目指す。