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北海道総合通信網と沖縄クロス・ヘッド、北海道-沖縄間でのディザスタリカバリに関する実証実験を開始

 北海道総合通信網株式会社(以下、HOTnet)と沖縄クロス・ヘッド株式会社(以下、OCH)は15日、共同で北海道-沖縄間でのディザスタリカバリ(DR)に関する実証実験を開始すると発表した。

 実証実験は、事業者が使用している既存の仮想化環境やストレージのバックアップおよびリストアを容易に実現することを目的としたもの。

 実験では、OCHのデータセンターサービス「OCH POWER」に事業者のプライマリサイトに見立てた仮想化システムを構築し、HOTnetの「HOTnetS.T.E.P 札幌データセンター」において仮想化システムのバックアップを取得。バックアップデータから仮想マシンを起動させる手法を確立する。

 実証実験は、日本ヒューレッドパッカード株式会社の「HPE Simplivity」および「HPE Nimble Storage」を使用し、機器が有するレプリケーション機能を利用することで容易に遠隔地でのバックアップおよびリストアを実現する。バックアップサイトのシステムについては、日商エレクトロニクス株式会社が提供するHPE SimplivityおよびHPE Nimble Storageを利用して検証を行う。

 HOTnetとOCHでは実証試験の結果を活用し、HPE SimplivityおよびHPE Nimble Storageを利用している日本全国の事業者が、DRをより簡単に利用できる新たなサービス展開を目指すとしている。