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テクマトリックス、C言語/C++言語対応テストツール「C++test 10.4.1」の販売を開始

 テクマトリックス株式会社は14日、米Parasoftが開発したC言語/C++言語対応テストツール「C++test 10.4.1」の販売を開始した。

 C++testは、静的解析(コーディング規約チェック/フロー解析)、単体テスト、カバレッジ計測、実行時メモリエラー機能などを搭載した、C言語/C++言語対応のオールインワンテストツール。

 車載機器、産業機器、医療機器、OA機器といった組み込みソフトウェアの開発や、ミドルウェアの開発、Windows/Linuxアプリケーションの開発など、さまざまな現場で利用されており、開発工程にC++testによる静的解析や単体テストを組み込むことで、テストの効率化とソースコードの品質向上が期待できるとしている。

 今回のバージョンアップでは、静的解析の機能を強化。C言語向けセキュアコーディングのガイドライン「CERT C コーディングスタンダード」のルールに完全対応した。また、「CERT C++コーディングスタンダード」や「AUTOSAR C++14コーディングガイドライン」のルールを追加。 前バージョンで追加された「MISRA C:2012」に加え、開発の初期段階からのセキュリティ対策となるセキュアコーディングへの対応を強化したことで、安全なソフトウェアの開発をさらに強力に支援することが可能になったとしている。

 また、動的解析では、スタブ機能のフレームワークをリニューアル。スタブの管理、スタブの振る舞いの設定が簡略化され、テストケース作成作業をより効率化できるようにした。さらに、HTMLレポート出力機能では、単体テストに使用したツールチェーンの情報や、テストケースごとの事前条件/事後条件など、テスト実行に関する追加情報を出力できるようになった。

 C++test 10.4.1と同時にリリースされる「Parasoft DTP 5.4.1」では、前バージョンで追加されたMISRAコンプライアンスパックに加え、CERT C/C++コーディングスタンダード、AUTOSAR C++14への遵守状況の確認ができるコンプライアンスパックを追加。プロジェクト全体のステータスをリアルタイムに表示できる。さらに、コンプライアンスレポートをPDF形式で出力できるように拡張し、MISRA Compliance:2016の準拠に関する文書を容易に作成できるようになった。