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米F5 Networks、6億7000万ドルでWebサーバー「NGINX」開発元を買収
2019年3月13日 15:31
米F5 Networksと米NGINXは11日（米国時間）、F5 NetworksがNGINXを買収すると発表した。買収金額は6億7000万ドル。
NGINX社は、オープンソースのWebサーバー「NGINX」を開発している非公開企業。NGINXの商用版となる「NGINX Plus」を中心に、アプリケーションサーバー「NGINX Unit」や、NGINX Plusを集中管理する「NGINX Controller」などを含め、NGINXアプリケーションプラットフォームとして提供している。
F5では、両社のソリューションを組み合わせることにより、すべての環境でマルチクラウドのアプリケーションサービスを実現し、開発者が必要とする使いやすさと柔軟性を提供しながら、ネットワーク運用チームが求める規模、セキュリティ、信頼性、およびエンタープライズ対応を実現できるとアピールしている。
なお買収完了後も、F5はNGINXの広範なユーザーコミュニティと協力し、継続的な技術革新と、NGINXオープンソースプロジェクトへの投資の拡大に取り組むという。またNGINXブランドも維持される予定で、NGINXのCEOであるGus Robertson氏は、NGINXの創設者Igor Sysoev氏、Maxim Konovalov氏とともに、F5に加わるとのこと。
NGINXでは2019年2月、東京オフィスを開設し、日本市場に本格参入することを発表したばかりだった。
