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サイオステクノロジー、学認のユーザー向けに認証強化ソリューションを提供

Shibboleth IdPとAzure ADの認証連携モジュールを開発

 サイオステクノロジー株式会社は28日、学術認証フェデレーション(学認)で広く使用されているオープンソースのフェデレーション/シングルサインオンソフトウェア「Shibboleth Id Provider」(以下、Shibboleth IdP)と、マイクロソフトのAzure Active Directory(AD)とを認証連携するモジュール「SIOS Authn Module for Azure AD」を開発したと発表した。また、同モジュールを使ったインテグレーションサービスを、同日より提供開始する。

 このモジュールをShibboleth IdPに組み込むことで、多要素認証やリスクベース認証といった、Azure ADが提供するセキュアな認証の仕組みをShibboleth IdPで利用可能になる。

 また、Shibboleth認証で利用するWebサービスごとに、Azure ADの多要素認証を「使用する」「使用しない」を制御可能なため、例えば、人事システムなど、個人情報を含んだセキュリティ要件が高いサービスでは「使用する」、セキュリティ要件が低いサービスでは「使用しない」といった設定が可能で、ユーザー企業の必要に合わせて柔軟に選択できるとした。