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DNP、膨大なデータの蓄積や加工を支援するマーケティング向けデータ活用基盤サービス「DNPマーケティングクラウド」

 大日本印刷株式会社(以下、DNP)は26日、企業がデジタルマーケティング施策を行うために必要なデータ活用プラットフォームを提供するサービス「DNPマーケティングクラウド」を発表した。4月より提供する予定。

 このプラットフォームは、顧客に関連するさまざまなデータを安全に蓄積し、企業のマーケティング担当者自身が有効な情報として統合管理して活用できるよう支援するもの。

 データの蓄積については、データベース用に構造化されたデータだけでなく、センサーのログやGPS、ソーシャルメディア、画像・映像、音声など、構造化されていないデータの蓄積に対応する「データレイク」方式でサービスを提供する。このため、データ収集の段階で実際のマーケティングに必要なデータかどうかを判断する必要はないという。

 また、大量のデータをマーケティングに必要な情報として整理・加工する「データプレパレーション機能」を搭載。わかりやすいユーザーインターフェイスが提供されるため、利用するマーケティング担当者自身が大量のデータを処理できるとした。なお、データプレパレーション機能は「Paxata」を採用している。

 さらに、設定したマーケティング施策に合わせ、メールやDM、動画などを配信する顧客セグメントを決定し、各MA(マーケティングオートメーション)ツールに連携することが可能。生活者にとって最適なタイミングやそれぞれの嗜好に合わせて動画やDMを自動的に送付する「DNPパーソナライズド動画サービス」「DNPパーソナライズド・オファー」との連携も行え、顧客一人ひとりに対し、最適に編集したコンテンツを配信できるとしている。

 価格(税別)は、使用するデータ量やサービスの選択によって異なるが、最小構成の場合で初期費用800万円から、月額利用料80万円から。