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IIJ、「IIJクラウドファイルサーバソリューション」に中小規模向けのゲートウェイ製品「FOBAS」を追加

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は20日、ファイルサーバーをクラウド化するサービス「IIJクラウドファイルサーバソリューション」のラインアップに、ゲートウェイ製品「FOBAS」を追加し、提供を開始した。

 IIJクラウドファイルサーバソリューションでは、IaaS(IIJ GIO P2パブリックリソース)上のWindowsサーバーを利用するタイプと、ゲートウェイ製品「Panzura」を利用するタイプのサービスを提供してきたが、より小規模な用途に向けたサービスとしてFOBASを利用するタイプの提供を開始。これにより、中小規模のニーズに対応するとしている。

 サービスでは、顧客のネットワーク内にFOBAS(物理もしくは仮想アプライアンス)を設置し、FOBASがCIFSゲートウェイとして機能することで、データをIIJのオブジェクトストレージ「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」上に保存する。

 クラウドストレージをファイルサーバー化し、通常のファイルサーバーと同様の操作感ながら運用負荷の軽減を実現。重複排除したデータを、容量上限のない高堅牢なIIJのクラウドストレージに保存。ソリューションでは、アンチウイルス機能、アクセスログの定期生成、クオータの設定機能などを標準提供する。また、Active Directoryによるアクセス権限の設定も行える。

 専用線は不要で、既存インターネット回線で運用が可能。専用線やVPNの敷設は不要で、顧客の拠点とクラウドストレージ間の通信経路、ストレージ上のデータは暗号化されるため、安心してご利用できる。

 また、FOBASでは、IIJ GIOストレージ&アナリシスサービスの東西リージョンに同時にデータを保存することができ、これによりファイルサーバのDR対応が可能となる(東日本リージョンでのサービス提供は3月以降を予定)。

 利用料金(税別)は、初期費用が物理アプライアンス(シングル構成)の場合で398万円、仮想アプライアンス(シングル構成)の場合で298万円。別途導入費用および次年度以降のサブスクリプション費用が必要。月額費用が1GBあたり7円。

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