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DC ASIA、データセンター研修・資格制度の「DCPRO」で冷却に関する専門家コースを6月開始

 株式会社DC ASIAは15日、データセンター研修・資格制度の「DCPRO」について、「データセンターの冷却に関する専門家コース : Data Center Cooling Professional(DCCP)」の提供を2019年6月に開始すると発表した。

 DC ASIAは、英DCD Groupが開発・提供する、データセンター/サーバールームの知識習得、業務改善に向けた世界基準のトレーニングコースであるDCPROを、日本で独占展開している。

 2016年秋の日本提供開始からこれまでに、「データセンター設計の基礎:Data Center Design Awareness(DCDA)」、「データセンターのエネルギー効率:Energy Efficiency Best Practice(EEBP)」、「データセンター技術者の基礎:Data Center technician Fundamentals(DCTF)」、「データセンターの電力に関する専門家:Data Center Power Professional(DCPP)」の4コースを定期開催しており、DCCPは5つ目の日本開催コースとなる。また、昨年新設されたDCPPコースと同様に、DCCPコースはDCPROのキャリアデベロップメントにおける設計・構築領域の最高位に位置付けされるスペシャリストコースとなる。

 DC ASIAでは、近年、データセンターの冷却に対する要件は変化してきており、高密度、発熱量の変動への対応、冷却システムの有効性・効率の評価を目的とした冷却に対する新しいアプローチが求められていると説明。

 開始するDCCPは、現在のデータセンターにおけるHVACベストプラクティスと、それをいかにして組織のゴールに適用させるかを高度なレベルで理解するために必要な要素を幅広く学習。サーバールーム環境のエネルギー効率やファシリティに焦点をおいた演習やディスカッションを通して、理解を確かめながら責任者の視点で冷却を学ぶコースになるとしている。

 DCCPコースの第1回開催予定は6月19日~21日の計3日間で、開催場所は東京都内、受講料は29万8000円(税別)。コース概要は、冷却の基礎、冷却システム、エアフロー管理、冷却トレンドとテクノロジー、冷却の将来、CFD、修了試験。

 主な受講対象者は、規模の大小に関わらずすべての規模の施設・組織におけるITマネージャー、設備コンサルタント、HVAC エンジニア、施工業者、デベロッパー、ファシリティ管理マネージャーなど。