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KDDIエンジニアリング、日立ソリューションズの支援で基幹システムのモダナイゼーションを実施

 株式会社日立ソリューションズは12日、KDDIエンジニアリング株式会社の基幹システムをモダナイゼーションしたと発表した。新システムは2018年4月より稼働を開始しており、経営情報のタイムリーな可視化を実現しているという。

 KDDIエンジニアリングは、KDDIグループの情報通信インフラの建設などを担当している企業。同社は、事業規模の拡大と従業員数の大幅な増加に伴って、スクラッチで開発された従来の基幹システムに機能追加を繰り返して対応してきた。しかし、業務の煩雑化やデータ構造の複雑化といった課題が発生し、経営情報のタイムリーな把握が難しくなっていたほか、多くの基幹システムは老朽化が進んでいたため、同時期に刷新する必要に迫られていたという。

 そこで同社は、受注から納品、工数管理、外注、納品、検収までのシームレスなサプライチェーンの実現をめざし、日本マイクロソフトのDynamics 365とOffice 365、日立ソリューションズの人事総合ソリューション「リシテア」を導入し、財務会計、ワークフロー、勤務工数、人事・給与など複数システムのモダナイゼーションを同時に実現した。

 システムは、KDDIのパブリッククラウドサービス「KDDIクラウドプラットフォームサービス」上に構築され、経営戦略や業務の変化へ柔軟・迅速に対応可能。内部統制的なリスクも解消できるシステムを構築できたことや、クラウドによる工期短縮、コスト削減を実現し、今後のスケールアップやスケールアウト、BCP対策や性能問題への迅速な対応も可能になったとしている。