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NECネッツエスアイ、効率的なビル運営や快適なオフィス環境を支援する次世代設備管理ソリューション「Nets-Butics」を発表

 NECネッツエスアイ株式会社は13日、AIやIoT、ビッグデータ解析などの技術により、ビル全体の設備管理や省エネ制御、効率的なビル運営などをトータルで提供する次世代設備管理ソリューション「Nets-Butics」を発表した。2019年後半より順次販売を開始する。

 NECネッツエスアイでは、ビルの省エネ対策、空調・照明の監視・制御などを行うビルオートメーションシステムを提供してきたが、今後は同社のネットワークとIT技術力、施工力、サポート・サービス基盤と、働き方改革ソリューション「EmpoweredOffice」を組み合わせた次世代設備管理ソリューションにより、設備管理の自動化による省力化やビル運営の効率化の実現、生産性向上をサポートするオフィス環境作りを支援するとしている。

 Nets-Buticsは、ビルディングIoT、スマートワークスペース、スマートセキュリティ、ビルディングDXをキーワードに、これからの設備管理や運営、オフィス環境を進化させる次世代設備管理ソリューション。

 ビルディングIoTでは、空調や照明、受変電設備、防災システムといった従来のビルオートメーションシステムだけでなく、人の動線やネットワーク設備、店舗内設備、駐車設備等のあらゆる情報を無線ネットワークを利用してセンシング。クラウドによるエリア管理やスマートデバイス活用で、どこにいても情報を監視・制御できるようにする。

 スマートワークスペースでは、センシングした情報をもとにオフィスの利用状況や設備状態を可視化。空調や照明設備などを自動制御しながら、オフィスで働く人が快適に過ごせる空間を創り出す。さらに、働き方改革ソリューション「EmpoweredOffice」と組み合わせ、顧客の働き方改革の推進やオフィス空間のリニューアルまでをトータルでサポートする。

 スマートセキュリティでは、センシングした情報分析により設備老朽化や故障予兆の監視、顔認証技術やAI技術を用いたビル利用者の不審行動や危険予知、サイバー攻撃の予兆や異常を捉えたネットワークの自動遮断を行うなど、ビルが建物や人の安心・安全を見守る。

 さらに、クラウドに蓄積した様々な情報をビルディングデータとして解析し、AI技術と組み合わせて利活用する環境を提供。設備管理の省力化やビル運営の効率化の実現、ビルを訪れる顧客層やリピーター分析・滞在時間帯に合わせたタイムリーなビル施設・テナントなどの運営情報配信による利便性向上など、ビルを中心とした新たな地域コミュニティの創出といった、新たな価値を生むサービスを提供していく。

 NECネッツエスアイでは、ビル設備のリニューアル更新や、自治体庁舎、工場などの建て替え需要、ホテルや複合施設の新設、オフィスビル移転需要などに対して、顧客のニーズや課題解決を図るソリューション提案を加速させ、5年後に100億円規模の事業体を目指すとしている。