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富士通、富士通FIPのデータセンターサービス事業を吸収分割により統合

 富士通株式会社は31日、富士通エフ・アイ・ピー株式会社(以下、富士通FIP)のデータセンターサービス事業を承継する吸収分割を、4月1日付で行うと発表した。

 富士通グループでは現在、富士通が策定したデータセンターサービス事業戦略のもと、両社で商品の企画開発を行い、富士通FIPがサービスの提供を行う体制で、約1400社の顧客にサービスを提供している。

 しかし近年、クラウドサービスの普及とともに、マルチクラウドやハイブリッドITなどのサービスに対して顧客のニーズが高まっていることを受け、富士通では、それらを提供していくための共通基盤として、データセンターをあらためて位置づけるとともに、多様なニーズに対してタイムリーにサービス提供するための体制強化を目的として、富士通FIPのデータセンターサービス事業を統合するという。

 これにより、事業戦略の策定、商品の企画開発、顧客へのサービス提供や品質管理、データセンターの施設運用など、データセンターサービス事業に関する全機能が富士通に統合される。

 なお富士通FIPは今後も、流通やヘルスケア、自治体分野などに強みを持ったITサービス子会社として、引き続きSIサービスやプロフェッショナルサービス、SaaSの提供などを行っていくとのこと。