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オープンストリーム、Androidハンディターミナル向けのビジネスUI実行ツール「Biz/Browser HT」

 株式会社オープンストリームは24日、業務システムのためのアプリケーション開発・実行環境「Biz/Browserシリーズ」において、Android搭載ハンディターミナルに対応したビジネスUI実行ツール「Biz/Browser HT」を、同日付で正式リリースしたと発表した。これにより、Windows OSを搭載したハンディターミナルやAndroid/iOS搭載スマートデバイスとの間で、アプリケーションの共有(ワンソース・マルチデバイス)が可能になるという。

 Biz/Browserシリーズは、業務システムで要求される高効率の入力環境を実現するためのアプリケーション開発・実行環境で、今回提供されるBiz/Browser HTでは、Androidを搭載した多数のハンディターミナル端末をサポート。メーカー・機種が異なる端末においても、同一アプリケーションの利用が可能になっている。

 また、Windows搭載ハンディターミナル向けの「Biz/Browser Mobile」、スマートデバイス向けの「Biz/Browser SD」と高い互換性をもっており、Biz/Browser MobileやBiz/Browser SDで動作するアプリケーション資産を、Biz/Browser HTでもそのまま利用できるとした。

 かつてはWindows CEを搭載したハンディターミナル端末が多数提供されており、そうした端末を導入してた企業も多いが、その後継であるWindows Embedded Compact 7のOSサポートが2021年で終了するため、ハンディターミナルメーカー各社は現在、Android搭載ハンディターミナルの開発を進めており、すでに数社からAndroidベースのハンディターミナルが発売されている。

 Windowsベースのハンディターミナルを利用している企業は、今後、こうした端末環境の変化にあわせて業務アプリケーションのリプレースを行う必要があるため、こうした状況を踏まえ、ワンソース・マルチデバイスが可能なBiz/Browser HTを正式リリースしたとのことだ。

Biz/Browserは多様なデバイスに対応

 なお、Biz/Browserでは専用のアプリケーション開発ツール「Biz/Designer」が提供されており、端末機種・OSを意識することなくアプリケーション開発を行える点も特徴。Androidアプリケーションの開発経験がないユーザーでも、キー入力・バーコード入力制御はもちろん、タップ・スワイプなど、スマートデバイス特有の操作性をあわせ持ったアプリケーションを簡単に開発できるとした。

 Biz/Browser HTの価格(税別)は、5ライセンスで6万円。製品サポートは年間9000円からとなる。