ニュース

オープンストリーム、表現力などを強化したビジネスUI実行ツール「Biz/Browser DT」

 株式会社オープンストリームは3日、ビジネスUIプラットフォーム「Biz/Browser」において、デスクトップ向け実行ツールの新製品「Biz/Browser DT」を発表した。

 Biz/Browserは、Webシステムを効率的に操作・運用するためのフロントエンドツール。Webシステムでありながら、従来のクライアント/サーバーシステムと同等レベルの操作性を実現できるとのことで、IME制御、入力制限、タブ移動設定など、大量入力を必要とする業務にも対応するという。

 今回提供する最新のBiz/Browser DTでは、タッチ操作をメインとする業務アプリケーションが増加していることを受け、新たにアニメーション機能を搭載し、多彩な表現を可能にした。また、高度なアニメーションを簡易に実装可能な仕組みを取り入れたことで、複雑な表現と開発の効率化を両立したという。

アニメーション機能を活用した入力効率の高い画面作成例

 さらに、使用可能なグラフの種類を増加させ、直感的にデータを把握できる業務画面の構築を支援。加えて、Chromiumベース(Chrome互換)のWebブラウザ機能により最新のWeb環境に対応。さらに従来のWebコンポーネントに加え、タブベースのWebブラウザモードを搭載し、通常のWebブラウザと同様な、業務ブラウザとしての使用も可能になったとした。

グラフ機能を活用した画面作成例

 このほか今回は、専用のビジネスUI開発ツール「Biz/Designer DT」の開発支援機能を強化し、開発効率の向上を実現したとのこと。例えば、ガイド機能やグリッドへのスナップ機能で、さらにスムーズな画面レイアウトを提供可能にしたほか、ウインドウ分割や補完機能強化により、エディタによるコーディングの効率が向上した。

 また、Biz/Designer DTを、Biz/Browser DT上で動作するアプリケーションとして提供し、高い拡張性を確保したとしている。

 価格は10ライセンスで16万円(税別)から。サポート費用は、製品サポート(プレミアム)が年額3万1920円(税別)、同(スタンダード)が年額2万4000円(税別)。

 なお今回より、端末ごとにライセンスを購入するモデルに加えて、利用料モデルも選択可能になった。こちらは年間利用料8万5200円(税別)で、製品サポート(プレミアム)と同等の製品保守が適用される。

 オープンストリームでは、Biz/Browser DTを中心とするラインアップの拡充により、2020年度末までにBiz/Browserの累計導入社数2500社を目指すとしている。