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NEC、スマートシティ実現に向けインド工科大学ボンベイ校と共同研究を開始
2019年1月23日 14:33
日本電気株式会社(以下、NEC)のインド現地法人NEC Technologies India Private Limited(以下、NECTI)は23日、インド工科大学ボンベイ校(The Indian Institute of
Technology, Bombay)と、社会課題の解決に向けた共同研究を開始すると発表した。
NECでは2018年6月、インドをはじめ新興国向けの社会ソリューションを迅速に開発・事業化することを目的に、NEC Laboratories India(以下、NLI)を、NECTIの傘下としてムンバイに設置している。
今回は、そのNLIとインド工科大学ボンベイ校がビッグデータ分析・IoT・AIの領域で共同研究を実施。インドが目指すスマートシティの実現に貢献するという。
両者はまずビッグデータ分析の共同研究から開始し、インド国内の物流最適化による配送の迅速化とコスト削減を目指す。
また今後の共同研究の成果として、物流網のさらなる効率化、道路混雑の解消、大気汚染の改善などを目指しており、インドが直面している社会課題の解決に貢献していくとしている。
なおNECは以前から、インド工科大学ボンベイ校と人材交流を行っており、30名以上の卒業生が中央研究所で最先端技術の研究開発に取り組んできたとのこと。同社は今回の共同研究により、インド工科大学ボンベイ校との連携をいっそう強化し、ソリューションやサービスの開発を加速・強化することで、インドから新興国、さらには先進国へとソリューションを展開するリバースイノベーションを目指す考えだ。