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日立ソリューションズ、手書き文字も自動認識するOCR処理機能を「活文」に追加

 株式会社日立ソリューションズは5日、電子化された書類から必要な情報をAIで自動抽出する「活文 Intelligent Data Extractor(以下、活文IDE)」について、活字や手書き文字を自動認識するOCR処理機能を追加すると発表した。

 活字をOCR処理するオプションを10月6日から、手書き文字をOCR処理するオプションを12月1日からそれぞれ販売する。

 新たに提供するOCR処理機能は、読み取り位置の事前定義を必要とせず、スキャンした紙書類からテキストデータの生成が可能。従来、自動取り込みが難しかった領収書や申請書など、手書き文字を含んだ書類についても対応する。

「活文 データエントリ業務支援ソリューション」の概要

 活文IDEは、膨大な紙書類のデータエントリー業務の効率向上を支援する「活文 データエントリ業務支援ソリューション」の中核製品。新機能により、利用者は従来必要とされていたOCRソフトを導入することなく、スキャナーで書類を読み込むだけで、手書きを含めた記載文字の認識からデータの抽出までを自動的に行えるようになる。

 企業はこれにより、従来、人手で行っていた紙書類からの業務データ抽出作業の運用負荷を低減し、作業工数を大幅に削減できる。さらに、RPA(Robotic Process Automation)と連携させることで、文字認識からシステム入力までを自動化でき、業務効率の大幅な向上を支援するとしている。

 製品の価格(税別)は、活文 Intelligent Data Extractorが360万円から、活字OCRオプションが200万円から、活字OCRオプション+手書きOCRオプションが360万円から。