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NTTデータ先端技術、Oracle LinuxやOracle VM向けの一次保守サービスを提供

Red Hat Enterprise Linux向けも

 NTTデータ先端技術株式会社は6日、Oracle製品・環境向けサポートサービスの対象範囲を拡大し、Oracle LinuxやRed Hat Enterprise LinuxといったLinux OS、ならびに仮想化ソフトウェアのOracle VMについて、一次保守サービスを同日より提供開始すると発表した。NTTデータ先端技術が一元的な窓口となり、問い合わせ対応や修正アップデートの提供、同社エンジニアによる障害時の原因特定に向けた調査支援などを提供する。

 NTTデータ先端技術では、Oracle CloudやOracle Engineered Systemsを中心としたOracle製品向けに、導入前の事前検証から導入後の一次保守サービスまで、システムのサイクルに沿ったトータルサービスを提供してきた。

 「Oracle Linux」は、クラウドでもオンプレミスでも使用される実績あるOSであり、当社のOracle Engineered Systems LabにおいてもほかのOracle製品と組み合わせて製品検証・評価に取り組んできました。

 今回は、以前より提供している各種Oracle製品の一次保守サービスに加え、Linux OS向けとOracle VM向けの一次保守サポートを提供する。NTT先端技術のオラクルサポートセンターが一元窓口となり、問い合わせ対応や修正アップデートの提供を行うほか、障害発生時には、同社の専門知識や技術をもつエンジニアが原因特定に向けた調査を支援するとした。

 なお、NTTデータ先端技術とOracleの連携により、Red Hat Enterprise Linuxの年間サポート費用を最大で1/2程度に抑えられるほか、すでにRed Hat環境を利用しているユーザーについても、再インストールの必要なく、書面による契約手続きのみでサポートを継続して利用できるとしている。

 またOracle Linuxについては、独自ユーティリティ「Oracle Ksplice」により、再起動することなくLinuxカーネルのアップデートが可能になるとのことだ。