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キヤノンITS、法人向けセキュリティソフト「ESET Endpoint Protection」のWindows向けプログラムをアップデート

クライアント管理ツールも刷新し管理者の運用負荷を軽減

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は4日、同社が国内総販売代理店を務めるESETの法人向けエンドポイントセキュリティ製品「ESET Endpoint Protectionシリーズ」において、Windows(クライアント/サーバー)用プログラム、および統合管理ツールの新版を、2018年12月13日より提供開始すると発表した。

 Windows用プログラムの新版(V7)では、従来より提供していた多層防御機能をさらに強化する、2つの機能を追加する。1つ目の「ランサムウェア保護」は、実行されているアプリケーションのふるまいを監視し、ランサムウェアと疑われる不審な動作を検出・ブロックする機能。2つ目の「UEFIスキャナー」は、UEFIに感染してPCを遠隔操作するUEFIルートキットなどを検出する機能で、これによりブート前のPC環境も保護できるとしている。

 なおWindows用プログラムの新版は、総合セキュリティ対策ソフト「ESET Endpoint Security V7」、ウイルス・スパイウェア対策ソフト「ESET Endpoint アンチウイルス V7」、サーバー向けウイルス・スパイウェア対策ソフト「ESET File Security for Microsoft Windows Server V7」の名称で提供されるとのこと。

 一方、クライアント管理ツールは名称を「ESET Security Management Center」(旧称:ESET Remote Administrator)へと変更。ESET Endpoint Protectionシリーズに加えて、今後リリース予定のエンタープライズ向けセキュリティ製品も含めた統合管理機能を提供し、管理者の運用負荷を軽減するとしている。

 またユーザーインターフェイスも刷新し、ESET Security Management Centerで管理しているクライアント端末全体の状況を、よりグラフィカルに表示できるようにした。各端末の検出エンジンのアップデート、マルウェアの検出状況のみならず、ハードウェア情報などの詳細な端末情報も確認可能で、自社のセキュリティリスクの可視化を行えるとしている。