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キヤノンITS、Office 365向けセキュリティ対策サービス「Inbound Security for Office 365」を提供開始

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は3日、クラウド型メールセキュリティサービス「GUARDIANWALL Cloudファミリー」の新ラインアップ「Inbound Security for Office 365」の提供を開始した。

 Inbound Security for Office 365は、トレンドマイクロ株式会社のクラウドアプリケーション向けセキュリティサービス「Trend Micro Cloud App Security」を活用したセキュリティサービス。Office 365を狙った標的型メールをブロックして、マルウェア感染を防止する。

 ウイルスに感染してしまった場合でも、不正プログラム検索でマルウェア感染が発見された共有ファイルやメールに対し、隔離や削除などの保護対策を行うことで感染拡大を防ぐ。API連携でDNSの切り替えやメールの経路を変更することなく、容易に導入が可能。BoxやDropBoxなど、Office 365以外のオンラインストレージも保護する。

「Inbound Security for Office 365」サービス概要

 キヤノンITSでは、働き方改革ニーズの高まりにより、さまざまな業種業界でOffice 365などクラウドサービスへの移行が加速している一方、激しさを増すサイバー攻撃に対して、クラウドサービスの標準機能だけでは、マルウェアやビジネスメール詐欺の脅威を防ぎきれないという課題があると説明。こうした課題を持つ企業に対し、Inbound Security for Office 365を提供する。

 また、今後はキヤノンITSの「GUARDIANWALL Mailファミリー」と連携し、キーワード検査や個人情報検査、誤送信検査などによる高度な情報漏えい対策・誤送信対策について、Office 365の送信対策を強化すると説明。Office 365のセキュリティレベルを受信対策・送信対策双方の面から向上させるサービスを提供し、GUARDIANWALLシリーズのラインアップを拡充させていくとしている。

 Inbound Security for Office 365の価格は、1ライセンス300円(税別)。新規・更新時および追加時の最低購入数量は5ライセンス。