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デジタル・リアルティ、「第二大阪データセンター」開設に向けて大手クラウドサービス事業者との複数年契約を締結

 米Digital Realty(以下、デジタル・リアルティ)は27日、新たに開設する第二大阪データセンターのスペースに関して、大手グローバルクラウドサービスプロバイダーとの間でマルチメガワットの複数年契約を締結したと発表した。

 デジタル・リアルティの第二大阪データセンターは、2019年中旬の開設に向けて現在建設を進めており、延べ床面積2万3000平方メートル・4階建て、免震システムで強化され、最大28メガワットの合計電力を供給する予定。

 新しいデータセンターは、デジタル・リアルティの「大阪コネクテッド・キャンパス」をさらに拡張するものとなり、ダークファイバーを介して大阪コネクテッド・キャンパスの既存施設および将来的な施設に接続され、クリティカルなデータセンター、ネットワーク、クラウドおよび接続プロバイダーを1つの安全な環境内に集約するとしている。

デジタル・リアルティ 第二大阪データセンター イメージ図

 デジタル・リアルティの最高経営責任者(CEO)であるA.ウィリアム・スタイン氏は、「新しい第二大阪データセンターにより、大手クラウドプロバイダーのグローバル成長に貢献できることを光栄に思います。当社は大阪コネクテッド・キャンパスを通じて、クリティカルなインフラソリューションを求める国内外のお客様の需要に応えるとともに、都市圏の近くで利用可能なクラウドおよびネットワークや、拡大を続ける当社エコシステムとのシームレスな相互接続を提供します。また、大阪コネクテッド・キャンパスは、現在から将来にわたるお客様の事業拡大に対して、スケーラブルに対応可能な面積、電力、帯域幅を備えています。大阪は年間38兆円近くのGDPを誇る日本経済の中心的都市です。当社は確固たる地位にもとづき、この地域でデータセンターを求めるお客様を支援してまいります」と述べている。

 デジタル・リアルティでは、第二大阪データセンターの開発により、日本における総合データセンターソリューションへの需要に対して、より高いレベルで応えることが可能になると説明。次世代型施設である第二大阪データセンターは、2017年5月の正式開設前にすべてのリース契約を締結した第一大阪データセンターの成功に続き、日本市場に長期的に取り組むデジタル・リアルティのコミットメントを表すものだとしている。